子供のものもらい眼科での治療と保育園への伝え方


子供がものもらいになってしまったら、まずは眼科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。そして、保育園に通っている場合は、その状況を保育園に正しく伝え、必要な協力を得ることも重要になります。まず、眼科での治療ですが、医師はまぶたの状態を診察し、麦粒腫か霰粒腫か、あるいは他の病気かを診断します。麦粒腫と診断された場合は、主に抗菌薬の点眼薬や眼軟膏が処方されます。原因となっている細菌の増殖を抑え、炎症を鎮める効果があります。症状が強い場合は、内服の抗菌薬が処方されることもあります。膿が溜まっている場合は、医師が切開して膿を出す処置を行うこともあります。霰粒腫の場合は、しこりが小さければ自然に治るのを待つこともありますが、大きい場合や炎症を伴う場合は、ステロイドの点眼薬や眼軟膏、あるいはしこりへのステロイド注射などが検討されます。改善が見られない場合は、手術で摘出することもあります。次に、保育園への伝え方ですが、まず眼科を受診し、医師の診断と指示を受けたことを伝えましょう。その上で、以下の点を伝えると、保育園側も対応しやすくなります。* 診断名(麦粒腫か霰粒腫かなど) * 医師から登園の許可が出ているかどうか(基本的には登園可能ですが、症状がひどい場合は休むように言われることもあります) * 点眼薬や眼軟膏の処方がある場合は、その使用方法とタイミング(保育園で投薬が必要な場合) * プール活動の可否 * その他、医師からの注意事項(目をこすらないように、など) 保育園によっては、医師の診断書や登園許可書の提出を求められる場合もあるため、事前に確認しておくとスムーズです。大切なのは、自己判断せずに、医師の指示に従い、保育園と連携を取りながら、子供の早期回復と、周囲への配慮を両立させることです。